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2006-10-27 Fri 13:35
10月21日
ヒゲクマの母上とお兄さんが茨城からお見舞いに来てくれるという。 私はこの知らせを午前10時半過ぎに受けた。 もちろん、とてもとても嬉しい。 ヒゲクマも喜ぶだろう。 しかし、この家! このところろくに掃除機もかけず、息子のガシャポンガンダムが散乱したこの室内。。 やばい、片さねば! 嫁なら誰しもそう思うだろう? ヒゲクマが事務所をたたんで以来、段ボールの中で生活してきた。 昔はおしゃれに住みたいなーんて思っていたのが、いつのまにか超なげやりな暮らしに落ちていた。 それに、病院に行くと疲れる。。 帰宅すると、精神的なものなのかボロボロである。 部屋をひととおり片付け、今度はヒゲクマの仕事のフォローにかかる。 これが、予想外に苦戦。 人様のパソコンはむずい。。。 さらに頼まれた書類を山の中から探す。 いつのまにか時間がたっていた。 病院のヒゲクマから連絡が入る。 お兄さんが電話しても出ないから、直接病院に来たと言っているらしい。 ??????? 電話、鳴らなかったよぉ?? とにかく仕事を終えて、つつじヶ丘から仙川まで走って、仙川駅前からバスに乗り病院に着いたときにはみんな帰った後だった。 お母さんのお土産は栗ごはんと古漬け。 お昼も食べていなかったので、本当にうれしい。 あとで、電話してお礼いわなきゃ。。と思っていると担当医がやって来た。 「あとで島田さんにお話があるから。。奥さんもご一緒に」 先生の目が私に「いいですね?」って問いかけている。 先生から目を離さずにうなずいた。 夕方になり、ムスメには先に帰宅するよう言って、カンファレンスルームに行く。 部屋には担当医、担当看護士、新人の研修医の3人が待っていた。 先生の話は私が聞いたものと変わりない。 しかし、ヒゲクマにとっては。。。。。 「じゃあ、俺はこれから何年も点滴で生活しなけりゃならないんですか?」 「……何年も時間はないと思います」 「1年?」 「厳しいと思います」 「それでね、抗がん剤治療ですが、最もよく効く薬は使ってしまいました。もうこの他の薬は苦痛の方が大きくて、効果は少ないと思います」 「できれば、直したいと思うよ。。直るならって思うよ。……でも、」 「いたいのは、いやだな……」 今まで、一度も涙を見せなかったヒゲクマが泣いていた。 目を抑えた手から涙がにじみ出る。 「時間が限られているのなら」 「家族と。。。いたい」 |
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