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2006-10-20 Fri 11:04
10月12日
今日はCTスキャンの検査があった。 腎臓が弱っているため、からだに負担がかからないように検査していくらしい。 造影剤を入れられないので、鮮明な画像は撮れないらしいが。 10月13日 今日は私の誕生日だ。 朝、ヒゲクマからバースデーメールが届く。 「誕生日おめでとう!感謝しています。ありがとう。宏美はいつまでも元気でいてください。また、少し働けるようになったらおいしいものをみんなで食べに行こうね!」 ……うん。 そんな日がくるといいね。 パパが元気に働いて、私も働いて、いっぱい稼いで、借金返済して、なんの心配事もなくて、みんなで笑って。。。 パパが4月に手術したときには、もうそんな日は来ないって、私は知ってた。 でも、パパはなんにも知らなかったから、せめて2〜3年は生きられると思っていたんでしょう? 胃がんは早期発見されて、進行がんでなければ助かる人が多いもんね。 パパ、私はパパの余命は3ヶ月って告げられていたんだよ。黙ってて、ごめん。。。 13日は午前中から午後にかけてエコー検査が行われた。 午後4時をまわって、、5時過ぎていたかもしれない。 パパから電話があった。 今日の夜、緊急手術をする事になったと言う。 たまたま遊びに来ていた幅ちゃんに子供たちの事を頼んで、鍵を預ける。 今日は何時に帰宅できるかわからなかったから。 友達のありがたさをしみじみと感じる。 母のがん闘病中もたくさん友達に支えられた。 病院に到着して、同意書に印鑑を押す。 医師から手術の内容説明を受ける。 腎臓と膀胱をつなぐ尿道に何らかの障害ができて、尿の流れが悪くなっている。 そこでステントという管を通す、そんな手術らしい。 何らかの障害。。。それはがんが発達したことによるリンパの腫れか、がん自体の転移が疑われると言う。じゃ、抗がん剤って、効かなかったのか? 最初の抗がん剤は効果なかった、次の抗がん剤は髪の毛がぼろぼろ抜けていったが、やはり効果なかったのか? 何十万円もかかったのに。。。 午後7時半、手術室に入る。 私はその日発売されたのだめカンタービレを読みながらぼんやりと待っていた。 いつもなら大笑いするのに、なんにも感じない。 途中、何度か家族と友人にメールする。 手術は9時半に終わった。 成功したとも失敗したともなんの説明もなく、午後10時すぎに病院を出た。 消灯時間を過ぎ、薄暗い病院の廊下を歩きながらとにかくひとつ乗り越えたんだ、と自分に言い聞かせた。 バスに乗り、仙川から歩いてつつじヶ丘に戻った。 「お帰りなさい!!!」って子供たちの笑顔がまぶしい。 幅ちゃんがアップルパイを焼いてくれていて、あったかいミルクティを出してくれた。 一生、忘れられない、私の誕生日。 |
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